バス運転士の冬道運転研修を実施しました

3月12~13日の2日間、バス運転士の技術向上と安全意識の強化を目的とした「冬道運転研修」を実施し、全36名の運転士が参加しました。

本研修では、札幌市内のJR手稲駅前からサッポロテイネスキー場「ハイランドスキーセンター」までの山道を往復するコース(合計距離:約25キロ、所要時間:1時間)を設定。

標高約1,000メートルに位置するスキー場への山道は、雪が多く残り、路面が凍結している可能性があるため、実際の冬道環境下での安全運転技術を習得する絶好の機会となりました。

全運転士は3台のバスに分かれ、順番に運転を担当。
隣のガイド席には主任級の運転士が同乗し、以下のポイントに重点を置いた指導を行いました:

・カーブの多い山道での適切な速度調整

・下り坂や滑りやすい路面で「フェード現象*」を未然に防ぐための安全なブレーキング技術
(*フェード現象=フットブレーキを多用することによってブレーキに負荷がかかり過ぎブレーキの効きが低下すること)

・天候の変化に応じた的確な運転対応

・冬道特有のリスクを予測し、事故を未然に防ぐ判断力の向上

今回の研修を通じて、全運転士が冬道での安全運転技術を再確認し、さらに向上させることができました。
当社は今後も安全管理を最優先に考え、お客様に安心してご利用いただけるバス運行を目指してまいります。